応用情報技術者試験の試験対策 – 過去問の解き方

応用情報技術者試験を受けた時のお話。

私が受験したのは2年以上前の春でした。
2017.10現在の出題範囲はこちら
応用情報技術者試験について

最初に言っておきますと、やることは過去問題集を解くこと。それだけです!
ま、そもそも、試験日までにやれることって、問題集を買って解くくらいですしね(笑)。
あとは、どこにどれだけ時間をかけるか。
なので、私のやったこと、勉強方法が少しでも参考になれば。

さっ、応用情報技術者試験の概要です。

出題数/形式

午前 午後
試験時間 9:30~12:00(150分) 13:00~15:30(150分)
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 記述式
出題数
解答数
出題数:80問
解答数:80問
出題数:11問
解答数:5問(*)
(*)平成27年度秋期試験以降

(*)平成27年度秋期試験以降
※合格基準は全て60点以上です。

午後は、問1必須、問2〜11までで4問選択で、計5問です。
私の時とは少し違ってますね。
私の時は、問1必須、問2,3で1問選択、問4〜11で4問選択の計6問でした。
ただ、出題範囲は変わってないですね。
その出題範囲は↓

出題範囲

◯午前
テクノロジ系
基礎理論
コンピュータシステム
技術要素
開発技術
マネジメント系
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
ストラテジ系
システム戦略
経営戦略
企業と法務

となっています。
とにかく範囲が広いです。広く浅くです。ただ、基本情報技術者試験よりは深いです。
全て四肢択一です。

◯午後
問1  情報セキュリティ
問2  経営戦略
問3  プログラミング
問4  システムアーキテクチャ
問5  ネットワーク
問6  データベース
問7  組込みシステム開発
問8  情報システム開発
問9  プロジェクトマネジメント
問10 サービスマネジメント
問11 システム監査

問1の情報セキュリティは必須です。
問2〜問11は、難易度は試験毎に異なるようです。

対策・勉強法

私の場合は、試験日の約3ヶ月前から準備します。
まずテキストは、これです!

紙面4回とPDF8回で12回分です!
ん、12回分?…だと?
私の買った時は10回分でしたよ!2回分も増えてるではないか!?
お得だ!お得だけど、お得だけど、、そもそも10回分消化できなかったからな。ま、いいか(笑)。
そして、何度でも言いますが、過去問は裏切りません!だって、実際に出題されたものだから!w

・3ヶ月前
平日朝15分:午前問題
土日:お休み
・2ヶ月前
平日朝15分:午前問題
土日どちらかの午前中に2時間:午後問題
・1ヶ月前
平日朝15分:午前問題
土日どちらかの午前中に2時間:午後問題
試験前週の土日両方:午後問題

といった感じです。
とにかく過去問を解きます。
午前は他の試験区分でもそうですが、
私の場合は、家で問題集のテキスト。早く出社してダウンロードしたPDFで勉強って感じでした。

勉強の総時間は、
平日15分 x 20日 x 3ヶ月 = 900分 = 15時間
土or日2時間 x 4回 x 2ヶ月 = 16時間
土日4時間 x 1回 = 4時間
計 15 + 16 + 4 = 35時間

ですかね。

◯午前対策
午前は、まず2回くらい過去問を解きます。
その中で、何となく得意不得意を見極めると良いです。
苦手分野はしっかりと問題文、4択の回答を読んで、解説もしっかりと納得いくまで読み込みます。
得意分野は、恐らくある程度の基礎知識を既に持っているので、最悪、消去法とかでも回答できるはずです。
何度も過去問を解きながら、苦手な分野をカバーしていきましょう。
そして、70点以上をとれるようになったら、OKです。できれば80点以上です。
計算が必要で時間をかけなければ解けないものもあります。
ただ、計算すれば確実に得点できるものなので、もし得意で素早く解けるのであれば挑戦しましょう。
解くまでにどうしても時間がかかってしまう場合は、やめましょう。
何度やっても苦手 or 何度やっても時間がかかる問題は、捨てましょう!
60点以上でいいのです!
80問あるので、1問1.25点です。
48問正答できれば、午前はパスです。
最低でも半分の40問を自信を持って答えられるようにして、
20問を50%の確率、10問をなんとなく過去問でやったような、くらいに、あとの10問は捨てで構いません!
満点を目標にするなら、完璧にする必要がありますが、
合格を目標にするなら60点を目指すの最も効率の良い勉強法です。

◯午後対策
さて、午後問題ですが、これも過去問をやって、まずは自分の得意不得意の分野を見極めましょう。
何度も言ってますが、応用情報の出題範囲は広いです。
ただし、専門性はそこまで高くないので、ある程度の反復勉強で正答率は高められます。
問1の情報セキュリティは必須ですので、これは何度も過去問を解いておきましょう。
あとは、自分の得意分野をメインに過去問を解いていきます。
ただ、各問ごとに難易度が異なるので、たまたま受験した回の得意分野が超難易度高い場合もあります。
そうなると、その1問を解いてる間に、そこまで得意分野でなくても難易度が低い問題を2問くらい解けてしまう可能性もあります。
もっと最悪なのは、得意分野だから、と思っていたのに、結局まともに解けず、時間がかかった分焦ってしまい、落ち着いて解いていれば問題なかった別の問ですらも得点できず、といった悪循環になりかねません。
当日は、問題文を軽くさっと読みして、ピンと来ないようであれば、別の問に変更する方がベターです。
そのためにも、選択4問ですが、7、8問くらいは自分の中で選択できる状態にしておきましょう。
そして、その中で、さっと読んで答える問を決めましょう。
最初から捨てだな、という問は、過去問を解く時から捨ててOKです!
とにかく効率よく合格するための勉強をするのがベストです。
私の場合、過去問では、
問1必須なので、問1はひたすら解きました。
問2、3が選択だったので、(当時)経営戦略の方が得意だった私は、最初から問2だけ解きました。
問3のプログラミングは勉強でもやってません。(プログラミングは難易度高くてハマると時間かかる危険性もあります)
それから、あまり基礎知識のない問7組込みシステム開発、問11システム監査、これらも勉強時から排除しました。
問6データベース、問8情報システム開発、問9プロジェクトマネジメント、問10サービスマネジメントを軸にして、当日のさっと読みの直感で、問4システムアーキテクト、問5ネットワークも選択候補に入れられるようにしておきました。

あとは当日、空欄はなしです。
とにかく埋めます。それっぽいこと書いておけばOKです。書かなければどうせ0点なので。

他にも以下、参考になります。
公式過去問
過去問道場

さて、まとめますと、
ひたすら過去問と解く!これにつきますw
ただ、やり方があります。
最後まで言いますが、出題範囲が広いので、勉強に時間をかけても得点率が上がらないものは最初から捨てです!
自信のある問題、自信はないけど正答の可能性がある問題、最初から完全に捨ての問題、
とそれぞれ割合を考えながら勉強していきましょうー!

ということで、これから受験しようと思っている皆さま!
出題範囲の広い応用情報技術者試験は、
まずは、捨てる問題を見極めるところからスタートしてみてはいかがでしょうか?
合格目指して頑張って下さいね!!

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